犬の散歩で神社に立ち寄ったことはありますか?
実は多くの神社が犬の立ち入りを禁止しているんです。
また中には犬を境内に連れていける神社もありますが、ルールを守った上でならOKというところが多い印象。
普段の犬の散歩や旅行などで、
と悩んだ思ったことのある飼い主さんも少なくないはず。
ちなみに神社と寺院は混同されがちですが、信仰している宗教が違う全くの別物で、神社は犬禁止が多いのに対し、寺院ではOKなところが多いです。
今回は犬の散歩で神社に入るのは禁止されているのか、また犬を境内に連れていけるルールなどについてお伝えしていきますので、参考にしてみてください。
犬の散歩を神社の境内でするのはマナーが悪い?
明日11日も犬の日御朱印を頒布致します🐶⛩️
新緑の眩しい季節です🌿🍀
是非わんちゃんと爽やかな新緑をご覧ください🐕🌿#大前神社 #御朱印 #御朱印帳 #御朱印巡り #神社 #真岡市 pic.twitter.com/ho8UkehWF5— 大前神社(おおさきじんじゃ) (@daikokuusagisan) May 10, 2022
神社では犬の散歩が禁止されているのでしょうか?
でも新年のニュースで、犬を連れて初詣をしている光景が映っていたりしますよね?
ということは有名な神社にも犬OKなところが少なからずあるはず。
ここでは犬を連れて入れる神社についてや、どうして犬の立ち入りを禁止する神社が多いかについて見ていきましょう。
犬の散歩で連れて入れる神社もある?
犬神社かわヨ#牛窓前島 pic.twitter.com/Dg9z1Ps9O4
— 百島 純 (@momoshima_jun) May 6, 2022
犬禁止な神社が多い一方で、犬連れでの参拝を歓迎するところも。
そうした神社は、大抵ホームページや入口近くの案内などで、犬連れOKをアピールしていることが多いです。
- 祀られている神のモデルになった人が愛犬家だった
- 動物関係で有名な偉人に縁がある
- 犬が神として祀られている
- 神主さんがペットに対して寛容
奈良県の吉水神社は後醍醐天皇が祀られている神社で、後醍醐天皇が愛犬家であったことから「日本一犬にやさしい神社」として知られています。
また東京都の市谷亀ヶ岡八幡宮は、「生類憐みの令」でおなじみの徳川綱吉と縁のあることで犬OKとなりました。
犬が神として祀られている神社でも犬連れでの参拝が可能なことが多いです。
こうした神社では犬の七五三やお祓いをやってくれたり、犬のお守りを売っていたりするので、愛犬家にとってはとても嬉しいですね。
近年では犬を飼う人が増えたことを受け、犬連れでの参拝を許可する神社も出てきました。
犬の散歩で神社の近くを通るという人は、その神社が犬OKか調べたり、関係者がいれば聞いてみたりすると良いでしょう。
たとえ犬連れOKでも敷地内で排泄させない、リードを付けるなどのルールやマナーをしっかり守って、すべての人が気持ちよく参拝できるように心がけましょう。
犬禁止の神社が多い理由は?
皆さんこんにしだ!名古屋は晴れ☀
パワースポットシリーズ、本日は伊奴(いぬ)神社!お犬様を祀っています!673年に創建の歴史ある神社です!✨
伊奴神社なんですけど、ペット禁止の看板で犬にばってんうってある表示なのはシュールでした…w#企業公式が毎朝地元の天気を言い合う pic.twitter.com/aMQi8bK7Ki— 西田葬儀社【公式】YouTuber (@nishida_gosougi) June 1, 2021
残念ながら、神社の多くは犬を連れての参拝を禁止していることが多いです。
はじめにその理由を見てみましょう。
- 宗教上、犬や猫は穢れとされている
- 神社の守り神であることの多い御狐様と相性が悪い
- 他の参拝客の迷惑になる
- 飼い主のマナーが悪い
宗教上の理由で犬の立ち入りが禁止となってしまうのは、残念ですが致し方ないでしょう。
また他の参拝客の迷惑になるというのも、犬が苦手な人もいるのでトラブルを避ける意味では理解できます。
一番の問題は、飼い主のマナーが悪いという理由で犬禁止となってしまうことではないでしょうか?
元々は犬の散歩で立ち寄る人も多かった神社が、マナーの悪い飼い主によって犬連れを禁止してしまったケースがあります。
具体的には犬の糞尿を処理しない、参拝客が大勢いるにもかかわらず抱っこをしないなど。
その神社が出した声明には、犬連れ参拝を禁止することは「断腸の思いだった」という表現がありました。
つまり大多数の人はルールやマナーを守っていたけれども、一部の心無い飼い主の行いで、この決定が下されたのだろうと思われます。
犬禁止などのメッセージを出さずに黙認という形をとっている神社もありますが、これは飼い主の良識に委ねているということですよね?
こうした神主さんからの信用を裏切らないためにも、私たち愛犬家がいま一度マナーを見直す必要があります。
犬は抱っこすれば境内に連れていける?
武蔵御嶽神社は犬族の守護神でもあり、連れて参拝する方がたくさんいらっしゃいます。ルールを守った参拝を心掛けましょう。
この日に出会ったクロシバ君▼・ェ・▼#神社 #奥多摩 #御岳山 #武蔵御嶽神社 #狼信仰 #大口真神 #狼の護符 #絵馬 pic.twitter.com/0VlK24HbP6
— 匕〒”キ@イシ夕” (@hideki27fc5) January 15, 2017
犬の散歩や旅行などで神社に行ったら気をつけたいのが、犬を境内に連れていけるためのルール。
実は神社によって結構違っていたりします。
ここではよくあるルールを紹介し、特にペットに関する記述のない神社で守るべきマナーについても見ていきましょう。
神社によって犬のルールが違う?
上賀茂神社を参拝中。
犬の散歩禁止なので、抱っこなんですわ。#上賀茂神社 #京都 pic.twitter.com/jvGt2p5r32— 京のいしまつ (@ishimatsu_1402) January 19, 2022
犬連れでの参拝を禁止していない神社でも、何でもありの無法地帯ということはありません。
みんなが気持ちよく参拝できるように、必ず犬を境内へ連れていけるルールがあるものです。
もちろん神社によって違いはあるのですが、よくあるルールを一覧にしますのでご覧ください。
- 抱っこやクレートに入れる
- 神社の敷地内で排泄をさせない
- マナーベルトを着用させる
- 特定のエリアには入れない
参拝客の多い神社では混雑が予想され、犬の散歩をしていると邪魔になってしまったり、最悪トラブルに発展したりすることもあるでしょう。
ですので抱っこやクレートに入れることをルールとする神社は多いです。
混雑する曜日や時間帯でなければ犬の散歩をして良い場合も。
マナーベルトの着用や、神社の敷地内で排泄を禁止するルールも多く見られます。
いくら生理現象とはいえ、神聖な領域で排泄するのはマナー違反ですし、他の参拝客の方も不快な気持ちになりますよね。
また犬を境内まで連れていけるものの、建物の中は立ち入り禁止だったり、屋台が出ているエリアでは犬禁止だったりします。
せっかく境内での犬の散歩が禁止されていないのですから、こうしたエリア分けはしっかり守るようにしましょう。
ペットに関する案内のない神社ではどうする?
日枝神社まで犬さんぽ
参拝したかったけれど動物を境内に入れていいかわからないので鳥居くぐったり奥には行かず、脇にある公園で休憩しました。 pic.twitter.com/yjFb4JLLt3— ゆさ🎀 (@shinywhite0116) October 30, 2020
犬の散歩や旅行で神社にやって来たは良いものの、入口にペットに関する記述がなかったり、ネットで調べても言及されていなかったりしますよね?
こうした神社は境内での犬の散歩に対して黙認というスタンスをとっていることが多いです。
つまり「宗教上は禁止なんだけれども、この神社を訪れる飼い主さんは良識のある人ばかりだから見て見ぬふりをしましょう」ということ。
ですから最低限のマナーは守りましょう。
- 神社の敷地内で排泄をさせない
- 他の参拝客がいたら抱っこやクレートに入れる
- 建物や御神木に犬を近付かせない
神社の敷地内を汚したり壊したりする行為や、他の参拝客の迷惑にならないように気をつけましょう。
ルールが明示されていない=何でもやって良いということではありません。
当たり前のことを当たり前に行うだけで、みんなが気持ちよく参拝できるようになります。
まとめ
花犬鳥居 pic.twitter.com/xi5e322wkS
— タケ (@take_467) February 4, 2020
神社で犬の散歩は禁止されているのか、また犬を境内まで連れていけるルールについてお話しさせていただきました。
本文中でも触れましたが、ペットブームに理解を示し、宗教上のルールを破ってまで犬との参拝を許可してくれる神主さんがいます。
それを良いことに好き勝手やって、神社や他の参拝客に迷惑をかけてしまうのは、神主さんの気持ちを踏みにじっているのと同じでないでしょうか?
マナーの悪い飼い主が増えれば増えるほど、犬と一緒に参拝できる神社は減る一方。
私は愛犬と一緒にたくさん神社巡りをしたいです。
気軽に犬の散歩で神社に連れていけるようになったら、また楽しみが増えると思いませんか?
この記事を読んだ方が一人でも同じ気持ちになってくれたら嬉しいです。
それでは『神社は犬を抱っこで入っていい?犬の散歩を境内でするのはマナーが悪い?』はここまで!
この記事を読んで、ひとりでも多くの方に「ためになった!」と思っていただけたら、とっても嬉しいです!