2022年から販売業者の装着義務化が決定した犬マイクロチップ。
最近何かと聞く言葉とは思うのですが、一体なんのために必要なのでしょうか?
犬マイクロチップの重要性が見直されてきていますが、実は登録団体が一つではありません。
日本獣医師会、FAM、aipoなどいろいろあるのですが、どう違うのかもよく分かりませんね。
犬マイクロチップとはなんのために必要で、今見直されているのか?
登録団体の日本獣医師会、FAM、aipoの違いと評判も調べてみました。
犬マイクロチップとはなんのために必要?
マイクロチップが来年4月1日のショーから義務付け…ショーは別にしてチップを入れる意味あるのかな⁉️
同級生が迷い犬を保護しマイクロチップが入っていたので飼い主さんに帰そうと……しかし個人情報保護法で何一つ教えもらえなかったと、なら引き取って飼うから犬の名前をと、それも教えられないと pic.twitter.com/EBxWM5S9fW— ケン (@G5052717207) September 17, 2021
販売業者の装着義務化で注目されはじめた犬マイクロチップ。
そもそも何のために装着が必要なのでしょうか?
愛犬の体内に埋め込むものですし、気になるのも分かります!
犬マイクロチップが何のために必要なのか調べてみました。
犬マイクロチップは愛犬の身元証明になる!
動物愛護週間なので、マイクロチップ登録情報の変更申請をしました。
引越し後、住所変更をしていなかったような気がして。初めて犬を海外に連れて行ったとき、動物検疫所での手続きにこの葉書が必要で、必死の思いで探し出しました。なんでもない紙切れのようですが、結構大事です。 pic.twitter.com/uxYtdUU7VK
— 小川有希子 (@yogawa_tu) September 24, 2021
生体販売業者のマイクロチップ装着義務化は決定しましたが、これは一体何のためなのか?
言わばワンちゃんの身分証と言っても過言ではありません。
もちろん迷子犬の殺処分を減らす目的もあります。
他に、犬の違法な放棄、遺棄、悪質な虐待、繁殖を減らしたいと国が願っているということです。
もちろんこの義務化にはいろいろ問題もありますが、一応国がペットに対しての意識を持ちだしたことになります。
飼い犬の放棄や遺棄、虐待は全て犯罪であり、特に殺傷した場合は思い刑罰が課せられることとなりました。
迷子をきちんと返還するためのみならず、ペットの命のために犬の飼い主情報はとても重要なのです。
犬マイクロチップで飼い主の所有権を保障!
マイクロチップって交換が必要?
マイクロチップの寿命はおよそ30年。犬の寿命から考えると一生物です。一度埋め込みをすると一生涯交換や再装着は必要ありません。 pic.twitter.com/owFXXYEw5o
— animaLabo公式@ペットフォトコンテスト (@animaLabo) May 7, 2021
飼い主情報を公的に登録することで、当然ながら飼い主にはペットの命に対する責任が生じます。
犬の場合は狂犬病予防や鑑札番号である程度管理はできますが、犬自体が監察札を落としちゃったり、そもそも付けている人が少ないのが現実・・・
そういう意味でマイクロチップは絶対落とすことがありません。
言い方に反感はあるかもしれませんが、現在日本の法律では、ペットは残念ながら「物」という認識です。
という声があちこちで聞こえる気がする・・・(笑)
ですので、飼い主はワンちゃんに対して所有権を持つことになります。
この所有権はけっこう強いんですよ!
所有者の許可なしに使用したり、収益を得たり、処分してはいけないと法律で守られているのです。
マイクロチップで飼い主が判明しワンちゃんの身元が判明した場合、保健所などで殺処分することができなくなります。
しかし、これもある程度の期間は定められているので、一定期間登録主と連絡が取れなくなると所有権の放棄となることも。
盗む、転売などはもっての外!
しかもマイクロチップは現在の登録者の許可なく変更はできない仕組みなので、万が一盗難に遭った場合、転売先の人間が自分の犬だと主張しても、まだ所有権が元の登録者にあると主張することができます。
人気犬種は100万円ちかくすることもあるので、盗難→転売も問題になっている嫌な事実・・・
監察札などは外されて捨てられてしまったら、もう打つ手がないですからね。
犬マイクロチップ登録先日本獣医師会とFAMやaipoの違いも調べてみた!
一方で登録団体で、FAMという一般社団法人のものもあり、ペットショップによってはこちら登録されることも。
実際東日本大震災では、マイクロチップははいていたものの、AIPOに登録されていなかったため照会を行うことができなかった例もあります(FAMに登録されていたのか、登録がなかったのか不明) pic.twitter.com/lOkCOC8azl— 獣医師@神風すぐる (@suguru_kamikaze) July 22, 2021
犬マイクロチップは装着だけで完了ではありません。
どこかの団体に飼い主情報を登録しなければ、全くの無意味!
そして、実は現在登録先には3団体あるのです。
どこに登録すればいいか、迷いますよね?
aipoは日本獣医師会と動物愛護団体で構成!
東日本大震災時
迷子札や鑑札を身に着けていた場合は100%飼い主が判明
迷子札のない首輪のみの場合
犬は0.5%
猫の場合はゼロ
マイクロチップは
AIPO(動物ID普及推進会議)のデータベースに登録され
動物病院や愛護センタ-から照会できます#mcの重要性#警察署にもmcリーダーを pic.twitter.com/iLQeuBKTgG— 我が猫生に悔い無し (@Haku20161015) November 11, 2019
現在日本で一番大きな団体はaipoと言っていいでしょう。
AIPOは日本動物愛護協会、日本動物福祉協会、日本愛護動物協会、日本獣医師会により構成された団体で、動物病院などで装着すると、ほぼ間違いなくAIPOに登録されるでしょう。
日本獣医師会の登録と言えば、イコールaipoと考えてOK!
現在犬猫その他の動物含めて約270万頭が登録されていますので、圧倒的登録数となります。
もし迷子犬が動物病院や保健所で保護され、マイクロチップ情報を照会する場合、AIPOのデータベースを使われるでしょう。
もう一つは「JKC」こと一般社団法人ジャパンケンネル倶楽部による犬籍登録。
血統書を登録するときにはお世話になる団体ですね。
ブリーダーさんなどがよく使われると思います。
FAMは一般社団法人が管理!
マイクロチップを登録する団体はAIPOが安心
※FAMは登録数が少ないです
獣医は基本AIPOに登録されているデータで検索されます。
FAMのみだと動物病院では『登録されていません』と表示される上、FAMを知らない獣医もいます。
登録数の多いAIPOでヒットするか病院で確認大事🐶 pic.twitter.com/HZWfYssokp— 蛍石 (@fluorite0421) April 7, 2021
もう一つ出てくるのはFAMという団体。
こちらは一般社団法人の団体でペットショップと連携して作られた比較的新しい団体だとか。
ある有名ペットショップで購入されると、FAMに登録されてお引渡しになるようです。
こちらは2020年現在で約30万頭の登録数なので、aipoがいかに大きいか分かりますね。
FAMが悪いわけではありませんが、普及率としてはまだまだ未知数なところがあり、獣医さんでも知らない人もいらっしゃいます。
マイクロチップは何か所でも登録できるので、aipoにも二重で登録しておけばより安心と言えるでしょう!
どちらに登録されているか忘れちゃった場合は、かかりつけの動物病院で調べてもらうといいですね!
まとめ
迷い犬の情報量の多さにびっくりする毎日ですが
それ以上にびっくりするのが
首輪の色赤が多い
赤って何故か手にとりがち。
くろも二歳くらいまで赤い首輪をしていました保護されないと
意味がないかもしれないけど
マイクロチップ、もっと広がることを願います(T0T) pic.twitter.com/CjhGQBMq3Y— ✨ピンキラです✨ (@kuropomekuro) October 22, 2020
ここまでなんのために犬マイクロチップが必要なのか?
日本獣医師会が所属しているaipoとFAMの違いについてもお話してきました。
いかがでしたでしょうか?
犬マイクロチップの必要性はやはり所有権の証明と言えます。
たかが所有権とお考えかもしれませんが、これがけっこう大きいのですよ!
心配な方は、一つの犬マイクロチップでaipoとFAM両方に登録も可能。
一度考えてみてください。
それでは『犬マイクロチップはFAMからaipoに変えるのがいい?違いや口コミ評判を調べてみた!』はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました。