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コーギーのしっぽはなぜ切る?日本と海外で断尾の考え方が違う?

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コーギーのチャームポイントといえば、可愛いお尻♪

可愛いコーギーのお尻は文房具や写真集が作られるほどの大人気!

そんな可愛いコーギーのお尻ですが、しっぽが無いのが印象的ですよね。

コーギーのしっぽは生まれつき無いの?
赤ちゃんの時に切るんだワン!

断尾と聞くと痛々しいイメージがありますよね…

そもそもコーギーのしっぽはなぜ切るのでしょうか?

確かに理由が有りそう?

この記事ではコーギーのしっぽを切る理由を紹介していきます。

さらに日本と海外の考え方の違いについてもまとめてみました。

コーギーを飼うことを検討している方の中には、しっぽの事で悩む方もいらっしゃいますよね…

日本と海外の断尾について知ることで、考え方や見え方も変わりそうです。

コーギーのしっぽをなぜ切るのか、断尾に対してモヤモヤしている方はぜひ最後までご覧ください!

 

コーギーのしっぽはなぜ切る?

プリプリとかわいいお尻のコーギーのしっぽが、実はけっこうフサフサで長いことはご存じでしょうか?

実は、コーギーの断尾には過去に理由がありました。

それは元々コーギーは働く犬として飼育されていた歴史にあるんです。

だからって、しっぽを切るなんてかわいそう!

元々がヨーロッパでの階級制度や生活スタイルに基づいて、断尾の文化が生まれたんですね。

必要な労働力であったコーギーのしっぽに糞尿や菌がつくのを防いで、衛生面を保つために断尾が行われていました。

また、昔はしっぽを切ると狂犬病が防げるとか、早く走れるようになるといった迷信もあったんだとか。

また、今となっては想像できない税金制度が関わっているようです。

本当にコーギーに断尾が必要なのか調べてみたので、詳しく解説していきましょう!

 

コーギーのしっぽを切る理由①|牧羊犬

コーギーのしっぽを切る理由の1つとして、『牧羊犬』として飼育されていたからです。

牧羊犬ってなに?

牧羊犬とは家畜を飼育する人間に代わって、牛や羊などを誘導する犬の事を言います。

広い牧場を駆け回って、群れから外れる牛や羊を追い立てたり、畜舎に誘導したりするあの働き者のワンコたちのこと。

そして「ヒーラー」と呼ばれる家畜のかかとに噛みつきながら、誘導する役割がありました。

だから、コーギーの足が短いのは家畜のかかとに噛みつき易いようにだったんですね。

しかしコーギーのしっぽが長いと、誘導する際に家畜に噛まれたり、踏まれたりする恐れがありました。

命懸けのお仕事なんだね!

そんな牧羊犬たちの事故や怪我のリスクを減らすためにも、生後間もなく断尾する手段がとられていたんですね。

 

コーギーのしっぽを切る理由②|節税

コーギーのしっぽを切る2つめの理由としては、節税のためです。

断尾と節税に一体どんな関わりがあったのでしょうか?

コーギーの原産国はイギリスです。

かつてイギリスではしっぽのついた犬に課税をする法律がありました。

そんな法律があったの?!

その法律を巡って農民と貴族の間で攻防戦が行われた歴史があったんです!

1700年代イギリスの貴族の間では鹿狩りが流行していました。

鹿のかかとにも噛みつくコーギーに対して怒った貴族達は、鹿狩りの邪魔をされないようにつま先を切り落とす事を義務づけたのです。

早く走れなくするためなんだとか。

それだと牧羊犬として働けない!

牧羊犬としてコーギーを飼う農民たちは納税することでつま先を切り落とす義務を逃れましたが、だんだんその税金は農民たちの生活を圧迫していくことに。

そこで、コーギーのしっぽを切る事で早く走れないようにしていると思わせたのです。

農民の知恵が働いたのね!

現在ではしっぽのついた犬に課税する法律は廃止されており、同時につま先を切る義務も無くなったと思われます。

コーギーのしっぽを切る理由として税金が関係していました。

にしても、なんてひどい税制だ!

 

コーギーの断尾は日本と海外で考え方が違う?

コーギーの断尾に対する考え方は、海外と日本で微妙にちがいます。

日本では断尾が認められていますが、海外では法律で禁止している国が多いことが分かりました。

日本にいるコーギーは断尾されているよね!

たしかに、しっぽがないコーギーのお尻が人気である一方で、断尾を禁止している国もあるようです。

そこで断尾を禁止する海外についてまとめました。

合わせて日本で断尾を行う理由についても調べてますのでご覧ください!

 

海外では断尾は禁止されている?

まずはコーギーのみならず、断尾を禁止している国をまとめてみました。

断尾を禁止する国
  • イギリス
  • ドイツ
  • オーストリア
  • オランダ
  • イタリア

かつて、ひどい税制を行っていたヨーロッパ諸国で、現在断尾を禁止している国が多いですね。

禁止している理由として動物愛護、動物福祉の観点から苦痛は与えるべきでは無いという考えが強いから。

美容目的や見た目重視の場合も、断尾は禁止です。

しかし全部が全部禁止ということではなく、テリアやスパニエルなど一部の猟犬で断尾が認められていたり、獣医師による断尾なら認める国もありますよ。

日本が属するアジア地域はどうなの?

それに対して、中国、韓国、シンガポールなどアジア地域では、断尾を禁止している国はあまりありません。

法律で禁止をされていないので、ブリーダーや獣医師による断尾が行われていることがアジア地域では一般的。

またアメリカでも断尾は認められています。

広い牧場も牧羊犬も多いからかな?

認められている理由としては2つ。

  1. 猟犬として断尾されていた犬種の伝統を守るため。
  2. しっぽがない事が「美」の犬種標準に、限りなく近い方が犬としての価値が高い。

現在法律では禁止されていない国でも動物愛護、動物福祉の観点から断尾をしない考え方も増えてきています。

皆さんは断尾についてどう思いますか?

 

日本で断尾を行う理由は?

現在、日本で断尾は禁止されていません。

日本で断尾を行う理由は、スタンダードとして断尾を行うことが決められているからです。

スタンダードって何?

スタンダードは別名「犬種標準」とも呼ばれ、具体的な犬種の理想像を表したもの。

犬種標準は一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)によって定められています。

JKCが定めたコーギーの標準の中に、「しっぽは5.1cmまで」となっているので、断尾されたコーギーの方が価値が高く、高値がつくのが一般的。

また犬種標準を競い合うドッグショーに力を入れているブリーダーや飼い主は特にしっぽの無いコーギーを好む傾向が高いといえるでしょう。

この間しっぽのついたコーギーを見たよ!

現在コーギーを飼う人は牧羊犬として飼う人は少なくむしろ愛玩犬として飼う人が多いですよね。

愛玩犬として飼う場合はしっぽがあっても問題ないので、断尾をしないブリーダーさんもいます。

さらに犬種標準にこだわらない飼い主さんは、しっぽのあるコーギーを飼うケースも。

しっぽがあっても無くても可愛い!

海外では、体格に対するバランスや感情表現のためにしっぽを重要視する考え方が広がってきています。

ペットとしてコーギーを飼われるなら、一度断尾について考えてみてもいいかもしれません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

コーギーのしっぽをなぜ切るのかという理由には、牧羊犬として働いていた歴史とイギリスの驚くべき税金制度が関わっていました。

また海外のように断尾を禁止する国、日本のように断尾を禁止しない国にもそれぞれ理由がありましたね。

考え方は人それぞれなんだ!

私個人的には、歴史や見た目だけが理由で、犬のライフスタイルに合っていなければ断尾や断耳は反対派ですが、皆さんはいかがでしょうか?

ふさふさしっぽのコーギーも十分かわいいですよ!

コーギーを飼うことを検討する方は、ぜひ参考にしてくださいね♪

それでは『コーギーのしっぽはなぜ切る?日本と海外で断尾の考え方が違う?』はここまで!

最後までご覧いただきありがとうございました。