犬の散歩で、向こうから人が来たときに避けないのはマナー違反なのでしょうか?
今回は犬の散歩で歩道や公園を歩く際のルールや注意点を見ていきましょう。
昨今のペットブームで犬を飼う人も増え、少し外を歩けば、犬の散歩をしている人を見ないことの方が少ないですよね。
歩道や公園など、他の歩行者が多い場所で犬を散歩させていると、
こうした避ける避けないが原因のトラブルも起こりがち。
今回は歩道や公園などで犬の散歩をする上でのルールや注意点を、私自身の体験談なども交えて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
犬の散歩で避けないのはマナーが悪い?
台湾よりおはようございます。ただいま朝の7時過ぎ(現地時間)をお知らせいたします。なお台湾犬(写真)は道の真ん中に居座って、人がすぐ側を歩いても避ける気配がありませんでした。寧ろ人が避けるレベル。 pic.twitter.com/SHKweC3Am2
— 碧@紫織 (@aquariusmidori) May 1, 2018
犬の散歩をしていると歩道はもちろん、公園の中を通ることもありますよね?
こうした場所には他の通行人もいるもの。
なんて声も聞こえてきそうですね。
ここでは犬の散歩ですれ違う時のマナーや、私自身が体験した、避けないことで起きたトラブルについてご紹介します。
犬の散歩ですれ違うときは犬を遠ざけるのがマナー!
おはようございます☁
朝の犬散歩は人がすれ違える程度の田舎道を通るので、向かい側から人が来ると少し避けたり、いつもは曲がらない道に折れたり…
(犬が苦手な人もいますからね)
今日、曲がった道で盛大に咲く金木犀に出会えました。
むせ返るほどの香り…明日も、この道を散歩しよう。 pic.twitter.com/5Wo2i37pLZ
— Rinda工房5/14、15下北沢 (@rinda0407) October 6, 2021
あくまで私個人の意見ですが、犬の散歩をしていて人とすれ違うときは、リードを短く持って通行人から遠ざけるべきだと考えています。
- 相手が犬に恐怖心や嫌悪感を持っている可能性があるから
- 犬が相手に飛びつくかもしれないから
犬に恐怖心を持っている人は小型犬ですら怖いもの。
急に犬が吠えたり近寄ったりすると、驚いて転んだり歩道から飛び出して事故に遭ったりする危険があります。
また相手が犬に嫌悪感を抱いている場合であれば、犬が暴行被害を受ける恐れも。
男がランニング中、近寄ってきた小型犬を蹴り殺した痛ましい事件もありましたね。
その事件ではノーリードで犬の散歩をしていた飼い主にも問題はありますが。
もう1つの理由は、犬がすれ違いざまに飛びつくおそれがあるから。
飛びつくだけなら、犬が好きな人であれば笑って許してくれるかもしれませんが、噛み付いたり引っ掻いたりして怪我をさせてしまうと大変です。
最悪の場合は訴えられるケースも。
またすれ違う人の買い物袋から食べ物の良い匂いがしていたら、犬が思わず飛びついてしまうかもしれません。
飛びついたときに相手の服や靴を汚してしまう可能性もありますよね。
人に被害を出さなくても物に被害を出せば弁償を求められることもあるでしょう。
こうしたことから犬の散歩ですれ違うときは、避けないことで予期せぬ事態が起こらないようにしたいです。
犬の散歩中に避けないことで起こったトラブル実体験!
ゆずは日常生活では問題は改善してきましたが、散歩だけは1歩も進歩しません😅
他犬へのガウガウ
興奮すると人や自転車に向かっていこうとする。
この事から人を避け、犬を避け、してたら拍車がかかる悪循環😔
洋服敗れても良くて飛びかかられても耐えられる人慣れ付き合ってくれる人が欲しい(笑) pic.twitter.com/zgt88VJlt3
— ゆず☀️ゴールデンレトリバー (@YUZU_golden_) March 22, 2021
ここでは私が犬の散歩をしていて、避けないことで起こった実体験を紹介します。
大人が4人横に並んで歩けるくらいの幅の歩道で犬の散歩をしていました。
すると正面から小型犬を連れた女性が。
私の犬は基本おとなしいですが、たまに何かのスイッチが入ったように他の犬に吠えることがあるので、リードを短く持って相手から遠ざけました。
近付いてわかったのですが、相手のリードは伸縮タイプでかなり長めになっています。
そしてすれ違いざま、相手の犬が吠えながら私の犬に向かって来ようとしました。
私は犬同士の間で壁になるように身体でブロック。
すると相手の犬は私の履いていたクロックスに噛み付いて、慌てた飼い主がリードを引っ張って犬を引き戻します。
噛み付いたというよりは歯を当てた感じですが、クロックスにはうっすら歯の跡が付きました。
そこで飼い主が、
謝ってくれたのはいいのですが、
と心の中でツッコミを入れてしまいました。
もしこちらが避けないでいたら、私の犬も相手に同じことをした可能性が十分に考えられますよね。
ですから皆さんもうちの犬は大丈夫と思わずに、犬の散歩ですれ違うときはこちらが犬を遠ざけて避けるようにしましょう。
犬の散歩で歩道や公園を歩くときのルールや注意点紹介!
犬の飼い主ってマナーが良いイメージだけど、団体になると気が大きくなるのかな?
この人達、いつも道塞いでて、しかも道を譲らない。 pic.twitter.com/zqe8DJlm7B— ハルミヤ (@TK_HRK0607) July 14, 2021
犬の散歩では歩道や公園を歩くことが多くなりますよね。
こうした公共の場は犬の散歩をしている人もそうでない人も気持ちよく利用できるようにルールやマナーが設けられています。
それでは歩道と公園に分けて、避ける避けないに関するルールや注意点を見ていきましょう。
犬の散歩で歩道を歩くときのルールは?
この道で向こうからやってきたギャン吼えの小型犬連れたおばちゃん、道譲って止まっているのに寄ってきて「ウチの子は非礼を許さないの。お宅のワンちゃん達、何か犬社会のルール違反しているのよ。」暑くなって来ると可笑しなのが出てくる。ってか、早くあっち行け! pic.twitter.com/1zycvdcIpv
— ぱぴぷぺぼー@草組6期生 (@papipupeboh) May 28, 2017
犬の散歩では基本的に歩道を歩くことが多いかと思います。
では、すれ違うときに犬側が避けるか避けないかのルールは決まっているのでしょうか?
実を言うと厳密にルールとして決められていることは少なく、あくまでマナーの範囲に収まっていることが多いです。
- リードを短く持つ
- すれ違う人に犬が近寄らないようにする
- 道幅が細ければ端で止まって相手が通り過ぎるのを待つ
- はじめから端を歩く
先ほども述べた通り、リードを短く持つことで犬を制御しやすくなり、すれ違う人に犬が近付かないようにできます。
犬に端を歩かせ、飼い主さん自身の身体を壁にするのも良いですね。
幅の細い歩道では、念のため端で止まって相手が通り過ぎるのを待つと安全で、このときもリードを短く持ちましょう。
道の真ん中を歩いていると後ろから追い越しにくかったり、すれ違う場合は相手が犬のいる側に避けてしまって犬と接触することが考えられます。
あらかじめ端に寄って歩いていれば、こうした事態を回避できるでしょう。
犬の散歩に関するルールを設けている自治体もあるので、もしお住まいの地域でルールが定められていれば必ず守ってくださいね。
またルールとして決められておらず、罰則がないからといって歩道を我が物顔で歩いて良いわけではありません。
ペットの立場向上のためにも、私たち飼い主がルールやマナーをしっかり守って、みんなが気持ちよく歩道を歩けるようにしましょう。
犬の散歩で公園を歩くときの注意点は?
●犬の散歩🐕の注意事項
●園内の火気厳禁🔥新しい看板を設置しました‼️
皆さん、公園ルールをお守りください🙇💦#逢瀬公園・緑化センター#福島県都市公園・緑化協会 pic.twitter.com/8r5FsQ35Eq
— 逢瀬公園・緑化センター(郡山市福島県) (@ouse_park) June 15, 2020
犬の散歩では公園の中を通ったり、ベンチで休憩したりすることもあると思います。
しかし公園は不特定多数の人が利用するもの。
公園で犬の散歩をしていてすれ違うときの注意点は以下になります。
- 公園でルールが定められていれば順守する
- 他にも人が多ければリードを短く持つ、伸縮性のリードなら短い状態で固定する
- リードを長くしているときはいつも以上に周囲に気を配る
歩道で気をつけることと被るものは省きました。
もし公園で犬の散歩に関して注意書きやルールが定められているのであれば、それに従いましょう。
公園での犬の散歩は車が通る心配がないので、リードを長く持ったり伸縮性リードを伸ばしたりして愛犬を伸び伸びとさせてあげたいところ。
その気持ちはとてもよくわかります。
公園自体が広く、他の利用者が近くにいないのであれば特に問題ないでしょう。
しかし場所や時間帯によっては子供が大勢で遊んでいたり、通行人が多かったりする場合もありますよね。
そうした場合には愛犬を伸び伸びさせてあげたい気持ちをグッとこらえて、リードを短く持って他の利用者に配慮しましょう。
またリードを長くしているときには、愛犬が花の香りを嗅いだり、蝶々を目で追っている姿を見てついうっとりしがちですが、周囲には十分に気を配ってくださいね。
少し離れた所で遊んでいたはずの子供が、突然ボールを追って走ってくるかもしれませんし、ランニング中の人や自転車は結構速いです。
愛犬の姿に気を取られていて、危険に気付いたときにはリードを引っ張るのが遅かったなんてことにはなりたくないですよね。
昔公園のベンチに犬のリードを繋いで、座りながらスマホをずっといじっている飼い主を見たことがあります。
その犬はじっと座っていたのでおとなしい子なのでしょうが、外部から犬に被害が及ぶ可能性は捨てきれません。
ですので公園以外でもそうですが、犬の散歩をするときは愛犬と周囲の状況に気を配るようにしましょう。
まとめ
50回分割か…
こういうのを利用する方達は、クルマやバイクの感覚で買っていくのだろうな🤔
最近、超小型犬の飼い主のマナーが悪く、散歩のすれ違いで道を譲っても全く挨拶しない。
広場・道等お構いなく、超小型犬の小さな💩が落ちている。
決めつけは悪いけど、あり得るよな… pic.twitter.com/w4RowPtpQA— あやパパ@平常心が大切 (@xjr79b1115) February 28, 2022
犬の散歩で避けないのはマナーが悪いのか、また歩道や公園を歩くときのルールや注意点についてお話しさせて頂きました。
この記事を書くためのリサーチをしているときに、
という犬に恐怖心を持っている方の書き込みを見かけました。
私は犬が好きなので、犬が嫌いな人というのはたまに目にしても、自ら触ったり構ったりしない程度だろうと思っていたんです。
ところが実際には、「どんなに小さい犬でも怖い」という書き込みに多数のいいねもつけられており、世の中には犬が苦手な人がたくさんいるのだと学びになりました。
これまでも犬の散歩ですれ違うときは避けていましたが、これを機にもっと徹底しようと思います。
飼い主一人ひとりがルールやマナーを守って、犬が苦手な人の気持ちを尊重することで、そうした人たちも我々愛犬家に理解を示してくれるのではないでしょうか?
そうなればペットの立場は向上し、今よりも楽しく犬の散歩を楽しめるようになると思います。
それでは『犬の散歩で道の真ん中を歩くのはマナーが悪い?歩道や公園のルールや注意点紹介!』はここまで!
この記事を読んで、ひとりでも多くの方に「ためになった!」と思っていただけたら、とっても嬉しいです!