犬マイクロチップの装着証明書と登録証明書の違いとは?
また譲渡時の変更手続きの手順も紹介していきます。
令和4年6月1日より、犬マイクロチップの装着が義務化されますね。
それに伴い、私たち飼い主も申請やら何やらが必要となります。
とはいっても同じような名前の証明書があってややこしいし、何に使うのかもわからなくないですか?
そこで今回は、そもそも装着証明書と登録証明書は何が違うのか?
また譲渡時の変更手続きについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
犬マイクロチップ装着証明書と登録証明書は違う?
今日一日お疲れ様です🐕🌈
明日から 犬と猫 マイクロチップだ#王子稲荷神社#犬と猫 #マイクロチップ pic.twitter.com/Zq2I9H2j1v— けいちゃん@ジョイ🐕️空へ旅立つ (@114r2CZV7mvJkYG) May 31, 2022
犬マイクロチップの義務化にあたり、私たち飼い主が書類を受け取ったり渡したりする必要が出てきます。
ここでは、その中でも特に間違えやすそうな装着証明書と登録証明書の違いについて見ていきましょう。
装着証明書とは?
【ペットにマイクロチップ】
ペットの犬や猫に、飼い主の氏名や住所などの情報を確認できるマイクロチップを装着することなどが6月1日から義務化されます。山梨県内の現状を紹介します。30日11面です。 pic.twitter.com/iS3WBqDwZ6— 山梨日日新聞社 (@sannichi) May 29, 2022
装着証明書とはどのようなものなのでしょうか?
装着証明書とは、依頼を受けて犬マイクロチップを装着した獣医師が、その依頼者に対して発行する証明書のこと
ペットショップやブリーダーで犬を購入する際には、多くの場合既に犬マイクロチップが装着済みです。
この場合、装着証明書は犬マイクロチップの装着を獣医に依頼した販売業者が持っていることになりますね。
したがって私たちが装着証明書を目にすることはあまりないと考えて良いでしょう。
ただし犬マイクロチップ未装着の犬を飼ったり譲渡されたりした場合には、こちらで獣医師に装着を依頼する必要があります。
その際には依頼主である飼い主に対して装着証明書が発行され、後述する公益社団法人日本獣医師会への登録時に必要となるので、なくさないように保管しておきましょう。
登録証明書が重要?
うちの子も3月にマイクロチップいれました。大型犬だから問題なかったけど小型犬とか猫とか大変そう。 pic.twitter.com/eXrggueFgr
— やまもときいち (@nekonekokaki) May 31, 2022
続いて登録証明書についての説明です。
登録証明書とは、販売や譲渡などで犬マイクロチップを装着した犬の所有者が変わったことを、環境大臣が定める指定登録機関(公益社団法人日本獣医師会)へ申請し、受理されると発行される証明書のこと
犬マイクロチップを装着した犬の所有者が変わる場合には、その都度必ず申請しなければなりません。
したがって、ペットショップやブリーダーで犬を購入するときに必ず付いてくる証明書となります。
ちなみに先ほどの装着証明書を渡す必要はありません。
また他人から犬を譲り受ける、または他人に譲渡する場合も、犬と一緒にこの証書の受け渡しが必須なので覚えておきましょう。
そういった意味でとても重要な書類です。
犬を譲渡する時の変更手続きの流れを紹介!
当法人にテレビ取材が来ました。
来月より義務化になりますマイクロチップについてです。
迷子の犬にマイクロチップが付いていたら、飼い主さんが一目瞭然です。
必要だと思います。 pic.twitter.com/PSzjACb72M— アニマルエンカウンター結 (@encountermusubi) May 29, 2022
販売業者からの購入や一般人同士での譲渡でも、基本的に変更手続きの手順は変わりません。
ここでは譲渡時の変更手続きの流れについて説明します。
譲渡時の変更手続きの流れを解説!
6/1から、ブリーダーやペットショップ等で販売される犬や猫へのマイクロチップ装着が義務化されるんだ。
マイクロチップ装着済みの犬や猫を迎え入れた飼い主は、登録情報を自分の住所や氏名等に変更してね。
手続きはオンラインでできるよ!
迷子や災害で離れ離れになった場合に備えて登録をしよう! pic.twitter.com/s936LDRxP6— エコトリピー (@ecotoripy) May 31, 2022
犬の譲渡時には以下のような流れで変更手続きが取られます。
- 前の所有者(販売業者または前の飼い主)から犬と一緒に登録証明書を受け取る
- 公益社団法人日本獣医師会に、所有者情報の変更申請を行う(Web上で申請する場合は300円、申請書をプリントアウトして郵送する場合は1,000円の手数料がかかります)
- 新たな登録証明書が発行される
登録後に、氏名/住所/電話番号といった、登録されている情報が変わった場合は、変更から30日以内に登録情報の変更申請を行いましょう。
なおこの登録情報の変更は無料で行えます。
また犬を他人に譲渡する場合は、変更手続きの③で新たに発行された登録証明書を、犬と一緒に譲渡先へ渡すようにしてください。
民間で犬マイクロチップを登録している場合は?
明日6/1から改正動物愛護管理法によりマイクロチップが義務化🐶🐾
賛否両論ありますが、迷子になった時や災害時、更には捨てられてしまう事の防止に繋がるから私は推奨したいです。
くぅーたんは保護犬時代に入っています🤲#チワワ #マイクロチップ義務化 pic.twitter.com/N4uCINKx2W— ⸜ꕥくぅーたん13歳🐾⸜ꕥ (@Chiikuuwaa1) May 31, 2022
既に犬マイクロチップの登録を以下の民間団体で済ませている場合にも、新たに登録申請が必要です。
- Fam
- ジャパンケネルクラブ(JKC)
- マイクロチップ東海
- マイクロチップ普及推進協会
- AIPO
なおAIPOには公益社団法人日本獣医師会が含まれますが、民間団体で既に行われている犬マイクロチップの登録は、今回義務化されるものとは違います。
ですので、既にAIPOに登録しているから登録が不要ということではないのでご注意ください。
まとめ
犬にマイクロチップかぁ
悩むよね。
神経が傷付く可能性があるのはほんと怖い💦
この子もう12歳だし😓写真は日曜日、暑くてバテてた宗次郎☺️
暑くてもモコモコ好きなのどしてなん🤨 pic.twitter.com/22SiXvIHGl— じゅり (@0_megmilk_0) May 31, 2022
今回は犬マイクロチップの装着証明書と登録証明書の違いや、譲渡時の変更手続きについて紹介しました。
犬マイクロチップの装着については未だに賛否両論あります。
ですが、迷子になった場合や災害に巻き込まれて犬と離れ離れになってしまい、犬マイクロチップのおかげで再会できたケースも。
迷子になった犬の飼い主さんがわかるようになれば、それだけ保護犬として処分されてしまう犬も減らせるということ。
私自身はこうした理由から、犬マイクロチップには賛成派です。
それでは『犬マイクロチップ装着証明書がないときどこでもらえる?譲渡時は登録証明書の変更が必要?』はここまで!
この記事を読んで、ひとりでも多くの方に「ためになった!」と思っていただけたら、とっても嬉しいです!